詐欺の見分け方

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今回は詐欺の見分け方について詳しく解説します。

 

 

詐欺の見分け方

詐欺かどうかを見極めるためには「どこを見れば詐欺だとわかるかを知ること」ではなく「その人がどういうやり方でその商品・サービスを紹介しているか?」を分析することが重要になりますが、

結局のところ、あなた自身が成功できるようになるためには「それが詐欺かどうか」ではなく「その商品・サービスがあなたの求めているものか?」を見極める必要があります。

これを順番に解説したいと思います。

 

まず、多くの人は詐欺の見分け方を知るにあたって簡単に判別できるポイントを知りたがります。

しかし、そのようなポイントはありません。

たとえば、「会社として登記されていなかったら怪しい」と考える人がいますが、会社を登記している詐欺会社は山ほどありますし、逆に登記していなくても善良なサービスはたくさんあります。

また、「顔が見えたら信用できる」と考える人がいますが、最近の詐欺は信用を得るために顔を出していることが多いですし、逆に善良な人でも目立ちたくない人は顔を出していなかったりするので、顔を出しているかどうかだけで判断できるものでもありません。

このように、基本的には「どこを見れば確実に詐欺だとわかる」というポイントはない為、ポイントで判断しようとすれば詐欺に騙されてしまいます。

 

それでは、どうやって見分ければいいのでしょうか?

 

「その人がどういうやり方でその商品・サービスを紹介しているか?」

詐欺を見分ける上で最も重要なことは「その人(会社)がどういうやり方でその商品・サービスを紹介しているか?」を見ることです。

やり方が詐欺的な人(会社)の商品・サービスほど詐欺的な内容である可能性が高いです。

 

たとえば、あなたを信じ込ませようとするようなやり方をする人(会社)ほど詐欺である可能性が非常に高いです。

なぜなら、商品に自信がある人は商品の内容を解説しますが、詐欺=商品に自信がない人は商品の内容はふわっとしていて商品以外の部分を強く見せようとするからです。

一例としては、「自身の実績をやたらと押し出す(嘘の実績)」「実践者の実績をやたらと押し出す(嘘の実績)」「やたらと証拠画像を見せようとする(作られた画像)」「雑誌に掲載した実績を出す(広告費による掲載)」「使用者の声をやたらと掲載する(サクラ)」などです。

これらはいくらでも作ることができます。

その為、良心的な人(会社)は購入者が参考にできるようにするために掲載するので適度な量であることが多いのですが、

詐欺的な人(会社)はあなたを信じ込ませるためにこれらの情報をやたらと掲載している場合が多いのです。

 

お金の記述には気を付けよう

特に気をつけたいのがお金に関する記載です。

たとえば、現金の写真を掲載したり、名前やタイトルに「年収○○○○」「1週間で○○円稼いだ方法」と記載しているなど、やたらとお金や収益をアピールしている場合は詐欺である可能性が高いです。

その理由はそれらの背景にあります。

年収や貯金額を公開することは(事実であれば)多大なリスクを伴います。

街中で狙われるかもしれませんし、拉致や強盗されるかもしれませんし、「お金を恵んで下さい」「私は生き別れの兄弟です」などの連絡が殺到するかもしれません。

その為、一般的にはそれだけのリスクを冒すメリットがないので公開することはありません。

実際に、あなたが人並み以上に収入や貯金があるのであれば、自分の収入の詳細や貯金額を他人に話したりはしないと思います。

つまり、公開するということは「それが嘘」か「公開することによってリスク以上のメリットが発生する場合」であり、後者の場合は「危険以上のメリット=異性にモテるorお金が得られる」のどちらかになります。

「嘘」 or 「危険以上のメリット(モテるorお金を得る)」

そして、公開している人が自分の商品やサービスを販売したりラインやメルマガに誘導している場合は「お金を得ようとしている」ということになるので、リスクをとれるだけの利益が得られる内容=リスク自体が小さいなら記載している年収などが嘘でありつまり詐欺、リスクが大きい(書いたことが仮に本当)ならそれ以上に利益がとれる内容=商品やサービスの質に料金が見合っていない=詐欺ということになります。

(自分で公開していない場合はこれに当てはまりません。たとえば一般的に語られている大手の会社の社長の年収は本人が公開しているものではなく、会社の情報として公開されている役員報酬からの推測であり、自分で公開していなければ詐欺的ではありません)

 

セミナーにも気を付けよう

他の例としては、無料や安い料金でセミナーを行い、対面で会った時に高額商品・サービスを無理に契約しようとしてくる場合は十中八九詐欺(商品・サービスが料金に見合っていない)です。

セミナーを行っている業者でも稀に善良な業者はありますが、その場合は商品・サービスを無理に勧めてくることはなく、家でじっくりと考える時間を与えてくれます。

しかし、オレオレ詐欺のように、詐欺的な人(会社)ほど考える時間を与えないようにする為、その場で契約を無理にとりつけようとするのです。

 

このように、その人(会社)の「やり方」を見ることで、それが詐欺であるかどうかを見分けることが可能になります。

 

例外:100%詐欺だとわかるポイント

基本的にはやり方を見ることが重要になるのですが、例外的に詐欺かどうかを見分けることができるポイントが1つだけあります。

それは「お金を増やすために投資を勧めてくる場合」です。

よく考えてみてほしいのですが、本当にお金を増やすことができるなら他人からお金を集める必要はなく、身内や消費者金融からお金を集めて自分でお金を増やすことができます。

他人のお金を集めようとしている時点で、お金を増やせていない証拠になるのです。

その為、「お金が増える」という話は100%詐欺だと考えて乗らないようにしましょう。

 

 

「その商品・サービスがあなたの求めているものか?」

上記のように「やり方」を見れば、それが詐欺(料金が商品やサービスに見合っていない)かを見分けることができるのですが、

あなたが成功する為には、それが詐欺(商品・サービスが料金に見合っていない)かどうかではなく、その商品・サービスの実態を把握してあなたの目的に合っているかどうかを見極められるようにすることが大切になります。

なぜなら、「多少の嘘や誇張はほぼ全ての業者に見られる」「商品・サービスを買うかどうかは嘘や誇張しているかどうかで決めるのではなく自分に必要かどうかで決める」からです。

 

たとえば、「美味しい水」「美味しいお茶」などが売っていますが、美味しいかどうかは個人の感性によるため、美味しいと感じない人からすれば嘘ですよね。

どんな商品・サービスでも魅力的に見えるための表現をすることが多いので誇張しがちになりますし、そもそも感じ方は人それぞれなのである人にとっては嘘にも詐欺にもなりえます。

その為、嘘や誇張があるかどうかだけで買うかどうかの判断してしまうと何も買えなくなってしまいます。

また、そもそもの話として、商品やサービスを購入するのは「その人(会社)が嘘をついているかどうか」ではなく「あなたが必要かどうか」であり、あなたの必要とする要件を満たすのであれば嘘だろうと誇張だろうとかまいませんよね。

 

その為、「完全な詐欺=得られるものが無い(商品やサービスが架空)」であれば購入する意味はありませんが、

そこに実態がある場合は、「値段や商品説明に嘘や誇張があるかどうか」よりも「その商品・サービスがあなたにとって価値や実用性があるかどうか」が重要です。

 

たとえば、ブランド品で考えてみましょう。

有名なブランドのバッグは30万円ほどしますが、材料費や人件費や輸送コストなどを考慮しても3割の9万円でも利益は上がるため、値段が商品に見合っているとは言い難いです。

その為、「詐欺的なものはいらない」と考えるのであれば買うべきではありません。

しかし、そもそもの話、商品を買うかどうかは「それが詐欺的(値段が商品に見合っている)かどうか」ではなく「あなたが必要かどうか」であり、

たとえば、そのバッグを持つことによって毎日良い気分で過ごせることに100万円の価値があると感じるのであれば、30万円どころか100万円でも買うべきです。

逆に、そのバッグを手に入れることによって利益を感じないのであれば買うべきではありませんし、

そのバッグを買うことによって汚すことに不安を感じて毎日心配しながら生活しなければならないのであれば買うべきではありません。

 

商品・サービスを購入するかどうかを決める要因

×その商品・サービスの値段か高いか安いか

○その商品・サービスが自分に必要かどうか、必要な場合に予算に合うかどうか

 

まとめ

①その商品・サービスがどういった内容かをできるだけ把握する

②自分にとって必要かどうかを検討する

③得られると予想できる利益がコストを超えるのであれば購入を検討する、超えないと判断した場合は見送る

 

 

お金が増える系は99%詐欺

すでに例外として前述しましたが、「お金が増える」というものについてはほぼ間違いなく詐欺になるので、他人から勧められた場合は絶対に受けないようにしてください。

なぜなら、もし本当に儲かるならお金の仕組み的に他人に教えるメリットはなく、自分だけがする方がお得になるからです。

(FXの絶対に当たるツール、競馬や競艇などの絶対に当たるは100%詐欺です。そもそも100%当たるなら他人に教える意味はありません。本人が消費者金融にでもお金を借りれば簡単に増やせます)

 

まず、お金の仕組みとして、お金が勝手に増えると言うことはありません。

お金とは商品やサービスを物々交換する際の効率を良くする為に生まれたものであり、必ず相応の商品やサービスが存在することが前提になります。

中には、お金は国が刷ればいくらでも増やせると勘違いしている人がいますが、交換する物(商品やサービス)が相応に増えなければお金だけが増えることになり、釣り合いをとるために物価が上がる(お金の価値が下がる)ことになるのでお金だけを増やしても意味がないのです。

 

これをわかりやすく説明する為に、この世界には「Aさん」と「Bさん」の2人だけが存在するとします。

そしてAさんは「商品a」を「2個」持っていて、Bさんは「商品b」を「1個」持っているとします。

Aさん:【商品a】【商品a】   |   Bさん:【商品b】

 

この2人がお互いの商品を交換するにあたってお金という仕組みを利用する場合、お互いに「商品a2個」と「商品b1個」の交換がふさわしいと考えるのであれば、代替に必要なコインは商品a1つに対して1枚と商品b1つに対して2枚の合計4枚となります。

商品a:1 + 商品a:1 + 商品b:2 ⇒ 商品に対応するにはコイン4枚が必要

 

Aさんは商品aを市場に2個手放すことでコイン2枚を手に入れ、Bさんは商品bを手放すことでコイン2枚を手に入れることができます。

これによってお互いにコインを2枚ずつ手に入れますが、市場に存在する商品はa2個とb1個なので、それぞれがコイン2枚を使って手に入れることができるのは「a1個」「a2個」「b1個」のいずれかであり、なおかつまだ相手が手に入れていない商品になります。

市場: 【商品a】=1コイン 【商品a】=1コイン 【商品b】=2コイン

 

国がお金を刷ったらいいと考える人は、つまりコインを100枚にすればいいと言っているのと同じであり、

どれだけコインを増やしても市場に存在する商品は「a2個」と「b1個」なので、たとえばコインを100枚にした場合は商品の価値をコインの枚数に釣り合わせる必要があるため、a1個は25枚、b1個は50枚に設定する必要性が発生します。

(現実では設定を簡単に変更できないのでもう少し複雑ですが、突き詰めればこういうことになります。インフレ)

つまり、お金を刷って増やすということは、物価が上がる=お金の価値が下がるということになるのです。

 

コインをAさんとBさんがそれぞれ2枚ずつ持っている状態に戻します。

つまり、誰かが言う「お金が増える」ということは、「その分誰かの持ち金が減る」ことになります。

たとえば、Aさんがコインを2枚から4枚に増やすと言うことは、Bさんの持つ2枚のコインがAさんの手元に移動する=Bさんの手元から2枚がなくなるということです。

Aさん+2枚 = Bさんー2枚

もしBさんの手元にコインが2枚残るのであれば、Aさんのコインが増えることはありません。

 

つまり、そこに商品やサービスがなくお金だけが行き来しているもの=FXも株もお金が増えるのではなく、誰かのお金がその分減っているということになります。

※株主優待は商品やサービスを生み出して配布してくれているので実質的にはお金が増えていることになりますが、利益が出た人全員に20%の税金がかかっているので全体では10%のお金が毎年減ることになる為、配当金が10%を超えなければ増えません。さらには倒産する会社が出ればその分全体のお金が無くなることになる為、基本的には市場全体はマイナスになっています。国が株を勧めるのは税金を回収する為です。

わかりやすく言えば、市場の10%のゲーム強者が残る90%のゲーム弱者のお金を巻き上げている構造なのです。

その為、ゲームが強い人はFXや株の勝ち方を他人に教えるということは相対的に自分が勝ちにくくなるということになるため、基本的には他人に勧めることはなく自分だけで行いますが、

ゲームが弱い人はFXや株で勝てないのでFXや株で儲かるという甘言をエサにして中身のない商材を売ったり取引所に登録させて登録仲介料(アフィリエイト)をせしめたり代わりに投資すると言ってお金を奪ったりしているのです。

(株の場合は弱者に買わせることで値段を釣り上げて自分だけが先に売るという人もいます)

 

その為、他人がFXや株を進めてきた場合は乗らないこと、

自分でFXや株を行う場合は、それに勝つためには「上位10%のゲーム強者になる必要がある」ということを肝に銘じておきましょう。

 

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