恋愛指導や恋愛コンサルティングや情報商材の広告の見分け方について

インターネットのサイトやツイッター（Ｘ）やインスタグラムなどに恋愛系の広告が表示されたものを見かけたことがあるかもしれません。

これらの内容が事実かどうか、どうすれば見分けられるかを解説したいと思います。

恋愛系広告について

恋愛系の広告とは、インターネットやＳＮＳなどで「理想の彼女の作り方教えます」「おじさんでも美女と結婚できた方法教えます」「マッチングアプリで出会える裏技教えます」などと記載されたものです。

内容は主に「指導・コンサルティング系」と「メールマガジン誘導系」に分かれます。

指導・コンサルティング系

広告から恋愛の指導やコンサルティングに申し込むことができます。

指導・コンサルティング系はさらに「対面」と「通信」２種類に分かれ、対面はさらに「マンツーマン」と「グループ指導」と「セミナー」に、通信は「電話」と「サロン」と「動画」に分かれます。

対面指導・対面コンサルティング

マンツーマン形式：生徒一人に対してコーチが一人ついて指導を行う

グループ形式：複数人の生徒を現場に集めて指導を行う

セミナー形式：複数人の生徒を部屋に集めて講義を行う

通信指導・通信コンサルティング

電話形式：電話で相談する形式

サロン形式：一斉配信かグループチャット形式が多い。なお、直接やりとりできなければ本質は動画配信やメルマガと変わらない

動画配信形式：専用ページなどから予め録画された動画を見て学ぶ

メールマガジン誘導系

広告からメールマガジンや公式ラインに登録することができます。

登録した後はステップメール(あらかじめ決められた間隔で送られてくるあらかじめ作りこまれたメール)をあたかもあなただけに配信しているかのように送ることで教育(不安感をあおったり、自分の商品やサービスが良いと感じるように洗脳)していき、最後に教材やコンサルティングなどを販売します。

恋愛系広告の内容は本当か？

「おじさんでもモデルの彼女ができた！」

「彼女を３人作ることに成功した！」

などと大げさな結果を示唆しているところが多いですが、果たして本当なのでしょうか？

結論から言えば、うたい文句に信憑性がないのにやたら具体的なものはまず嘘でしかも詐欺です。

その為、指導する側と直接会えないもの(教材販売や電話指導など)は基本的には避けた方がいいでしょう。

（指導者と会えるものは詐欺は少ないですが、内容ややり方に問題がある場合があるので注意が必要です。たとえば、ナンパ指導の多くはやり方に問題がある(法律に抵触スレスレだったり抵触していたりする)ものがほとんどであり、中には女性を酩酊させたり未成年をホテルに連れ込むなど組織的な犯行によって捕まったグループも多数あります。女性に声をかけること自体が悪というわけではありませんが、ナンパを他人に教える人の大半が自己中心的で間違った倫理観を振りかざす者が多いため、やり方が搾取的であったり詐欺的になりがちで、結果的に女性や周囲の男性の恨みを買ってしまう恐れがあります。もしナンパを始めたいのであれば、「ナンパを教えている人(SNSでナンパ講習の募集をかけている人)」ではなく「ナンパを趣味でしている人」を探し、その人に教えを請い、お礼として相応のお金を払ってあげることがオススメです）

広告について解説していきます。

まず、前提としてほぼ全ての業者が大なり小なり誇大広告(嘘)を行っています。

これは恋愛業界に限らず、あらゆる業種で見られるものであり、つまりは世の中は嘘だらけです。

（だから世の中の仕組みを理解して自衛することが大切です。まずは嘘について解説します）

たとえばペットボトルで売っているお水やお茶で「美味しい」とうたっているものがありますが、美味しいかどうかは個人の感性であり、美味しいと感じない人にとっては嘘ですよね。

たとえば車の販売サイトには「威厳と風格を備えた、美しい佇まい」「姿で目を奪い、乗れば心を奪われる」と書いてあったりしますが、これも同様に感性次第であって感じない人にとっては誇大広告です。

また、ＣＭでは芸能人やモニターがあたかも使っていた李効果があるように言っているものがありますが、その多くは実際には使ってなかったり効果が確認されていなかったりします。

このように、世の中のほとんどの商品・サービスが消費者に良い認識をされるように販売者は情報を操作してイメージを誘導しようとしているのです。

ただし、「嘘」に関しては商品やサービスに限らず、男性は他人に良くみられたくて嘘をつくこともありますし、女性も化粧によって本来の自分をごまかしています。

つまり、人類は自身を良く見せるために嘘を利用する傾向がある、ということです。

ですが、大切なことは「それが本当か嘘か」ではなく「あなたや相手が幸せになるか傷付くか」であり、

たとえば、サンタクロースやディズニーランドのキャラクター(の中身)は嘘でもいいと思えるでしょうし、

「あなた、口臭いし身体も臭い。汚物の匂いがするから近付かないで」と言われるのは、たとえその人にとって真実でも嫌ですよね。

つまり、大切なことは「本当か嘘か」ではなく「その嘘があなたにとってプラスになるかマイナスになるか」ということになります。

同様に、恋愛の指導やコンサルティングなども、極論的には「その業者が嘘つきかどうか」よりも「あなたの恋愛が成功するかどうか」が大切であり、

あなたが成功できるなら嘘でもかまわないでしょうし、あなたが成功できないなら真実でもいらないと思います。

その為、大前提としては「それが嘘かどうか」よりも「あなたが成功できるかどうか」が重要となるのですが、

大きな嘘をつく業者ほどやり方が詐欺的だったり恋愛を理解できていなかったり指導の能力がない可能性が高い、つまりは誇大広告の業者ほど効果がないのが現実です。

その為、明らかな嘘や誇大広告を行っている業者は避けた方が賢明でしょう。

しかしながら、最近の詐欺はとても巧妙で、実践者の声(男性の感想文やお礼のメールなど)を作りこんでいるため、サイトを見るだけではそれが嘘かどうかを見分けることは難しいかもしれません。

その場合は書いてある内容から「あなたが実現できる可能性＝証拠の再現性」を考えてみましょう。

たとえば、ある広告では証拠画像としてマッチングアプリで数千人からのいいね(ライク)の画像を掲載しているものを見かけます。

正直なところ、これが本物の画像か偽物(嘘)の画像かはわかりません。

イケメンの写真、魅力的なプロフィール、大量の課金による露出など、条件が揃えば達成できる可能性はあります。

しかし、これは誰にでもできることではありませんし、また、その画像の結果を叩き出した人もコンスタントにその結果を出すことは難しいでしょう。

これは言わば「大谷選手が月間ＭＶＰに輝いた時の月間記録」「藤井棋士が八冠に輝いた時の月間対戦記録」です。

誰が再現できるのでしょうか？

こういった画像を証拠として使っている時点で、生徒の再現性を無視して求心力を高めようとしているので、まず間違いなく黒であると言えます。

(レイルの指導経験上、いいね５００くらいであれば多くの男性が狙えますが、２０００以上はよほどのイケメンでなければ正攻法ではまず不可能です。つまり再現性に欠けるので証拠としての意味はありません)

他の例として、「４７歳の男性がマッチングアプリでいいね５００超えの１９歳女子大生を彼女にした」などと謳っているものを見かけます。

結論から言えば、これも狙っての再現はほぼ不可能です。

なぜなら、マッチングアプリの構造的に４０代以降になれば２０歳前後の女性とマッチすることは不可能同然だからです。

世の中には(不細工も含めて)１９歳で「４０代以降のおじさんが好き」という奇特な女性はたしかに非常に少数いますが、「いいね５００オーバー＝相当に可愛い」にも関わらず「女子大生＝現実で大量にある恋愛のチャンスを全てスルー」し、「(同年代と付き合いたいならともかく、年配を狙うような女性は焦る年でもないのに)マッチングアプリに登録」し、「何千人も何万人もいる男性の中からその４７歳とマッチして付き合う」ということはもう宝くじの１等を当てるくらいの超低確率であり、再現性はほぼ無いに等しい事例を成功例として出している時点で詐欺的であることは明白です。

（補足として付け加えますが、レイルでは５０歳で２０代後半の女性と狙って付き合える方法も存在しますが、それは一般的なマッチングアプリによる出会い方ではありません。一般的なマッチングアプリでは４０代以降になると３０代の普通女性と付き合える可能性がギリギリある程度であり、よほどのイケメンや経済力やコミュ力等がなければ２８歳以下の美女と付き合うことはまず不可能です）

恋愛指導や恋愛コンサルティングの選び方

それでは、恋愛指導や恋愛コンサルティングをどのように選べばいいのでしょうか？

こういう解説を行うケースでは自社を勧める業者が多いですが、レイルではそういうことは一切せずに客観的な事実に基づいて解説したいと思います。

前提：あなたの目的に合っているか？

まず、大前提として最も大切なことは「あなたが成功できるかどうか＝その商品・サービスがあなたの目的に合っているか」です。

色々な広告を見ていると妄想が膨らんでやる気になり、買ってはみたものの自分が求めているものと違った…ということはよくあります。

あらゆる物事の成功の秘訣は「目的を決め、それに合ったものを選ぶ」ということ。

これは恋愛の指導やコンサルティングや教材においても言えることで、失敗する人ほど「恋愛系の広告を見てすごそうだと思ったから買ってみた」ということが多いです。

こうしてしまうと、中身が詐欺かどうか以前に不要なものを買ってしまうことになります。

そうではなく、必ず「あなたが達成したい目的が達成できそうな指導や教材を探す」ということが大切です。

その１：やり口が汚くないか？

その業者のやり口が汚くないかを確認してみてください。

やり口が汚い業者ほど、詐欺的な内容であることが多いです。

全ての人間の本質として、人が何か行動を起こす際には必ず相応の利益を期待しています。

自分の利益にならないことをする人間は絶対にいません。

必ず何らかの利益を求めています。

たとえば、あなたが指導に申し込んだり教材を買ったりするのは恋愛に成功したいからですよね。

同様に、業者が指導や教材を販売しているのはお金が欲しいからです。

このように、人は必ず何らかの利益を求めて行動を起こしています。

たとえば、あなたが友達に対して何かをしてあげようと思うのは、その友達に喜ばれたいから＝その友達に好かれたいからであり、それは友達と仲良くなることが利益と言えますが、

その辺にいるおじさんたちに無償で何かしてあげたりはしないですよね？

たとえば、街中で困っている人を助けるのも「助けることで誰かによく思われるかもしれない」という利益を期待しているからであり、それはコスト(この場合は手助けの労力)を上回る(と感じる)からです。

人は必ず何らかの見返りを期待しているからであり、自分に利益がないことは絶対にしません。

つまり、無料と称したメルマガや公式ラインへの誘導も、そこには必ず裏があり、ほぼ間違いなく最後には有料の教材やコースをすすめてきます。

この時、最初から「有料のコースがあります」とか「メインの講座は有料です」のように「有料」を明言していて、そのうえで「このメルマガは無料です」のようなやり方であれば、それは自社の良さを知ってもらう為のメルマガ＝あなたに判断材料を与えるためになるので良心的ですが、

最後には有料を勧めるのに有料があることを隠し、「無料で受けれます」「今なら無料です」などと「無料」をうたっている業者はあなたを洗脳(教育)するためのメルマガ(ライン)＝あなたを騙そうとする意識があるので、内容が詐欺的だったり使えない可能性が非常に高いでしょう。

その２：やたらと証拠を上げていないか？

良い業者はあなたに真実を伝えようとし、悪い業者は嘘であなたを信じ込ませようとします。

その為、良い業者ほど判断材料となる情報が多く、悪い業者ほど証拠にこだわる傾向があります。

最近は画像の加工技術が上がっているため、テレビの切り抜きのように見える画像も作られていたりするので、証拠画像はあまりアテになりません。

優良な業者はそのことを理解しているので、あまり証拠画像には拘らず、それよりも考え方(企業の理念や方向性)で正しさを伝えようとします。

それに対し、詐欺的な業者はとにかくあなたからお金を引き出すことしか考えていない為、あなたを信じ込ませるための方法として詐欺的な画像を作りこむ傾向があります。

その為、以下のような証拠画像を多く掲載している業者ほど気を付けた方がいいでしょう。

まとめ

昔と違い、現在ではＳＮＳによって誰でも気軽に情報を発信することができるようになったため、多くの人がお金儲けの為に恋愛のプロを自称して情報発信し、教材や動画などを販売するようになりました。

それらの内容が本物であれば問題はないのですが、彼らの多くは恋愛の仕組みを理解しているわけではなく、自身の偏った成功体験や他人の恋愛情報を集めてノウハウとして紹介しているだけになるため、そのほとんどが誤った内容であり、再現性はほとんどありません。

その為、もしあなたが本気で成功したいのであれば、

「自分と顔や体型や考え方が似ていて自分の目的とする成果を上げている講師」か、

「正しい理論に基づいた普遍的で再現性の高い指導を行っている講師」のいずれかを選ぶようにすることが大切です。