女性が男性を好きになる本能的な仕組みは「恋愛の仕組み」で説明した通りなのですが、
現実では「全てに優れた頂点の男性」が一人勝ちするのではなく、様々な男性と恋愛していますよね。
その理由は属する社会が異なるからであり、
社会こそが恋愛の在り方を決めていると言っても過言ではありません。
社会的価値、社会的地位、ポジション
この「社会」の仕組みを理解すれば、恋愛をさらに深く理解することができます。
社会は世の中の在り方なのですが、世の中の在り方を認識しているのは自分であり、その自分の認識は人生経験によって作られています。
つまり、社会は人によってそれぞれ異なるということです。
社会は認識によって決まる為、AさんのBさんが同じ社会に属していたとしても視点が異なるので認識も異なり結果として社会も異なることになる その人の認識している社会における価値を「価値観」と言う (一般的に使われている価値観は違う意味で使われていますが、実際にはこれこそが本当の価値観になる) |
と言われてもそもそも社会からチンプンカンプンだと思いますので、順番に説明していきますね。
まず、社会とは大昔で言う部族のことです。
グループと言い換えることもできます。
現代社会における最小の社会は家族であり、最大社会が人類となります。
最小社会から例を説明していくと
家族、友達、グループ、サークル
クラスメイト、同じ部署など
学校、職場など
市、県、地域など
日本、国
人類(世界)
のような感じです。
(正確には人を起点としたグループが部族で場所を起点としたグループが集落になるのですが、どちらも社会になるので社会として理解してもらって大丈夫です)
これらは部族(社会)となりますので、部族内では助け合い、部族と部族では条件によって協力したり敵対したりしますが、外敵が攻めてきたら部族同士が協力します。
たとえば大昔で言えば、部族同士で争うこともありましたが、外敵が攻めてきた場合は部族同士で協力し合いました。
たとえば現代で言えば、野球ならセリーグやパリーグ、サッカーならJリーグなどで、県別のチーム同士で競い合っていても、
オリンピックやワールドカップではチーム関係なく日本人同士で協力し合いますよね。
もし世界が戦争で争っていたとしても、地球外生命体が攻めてきたら一時停戦して国同士で協力し始めるでしょう。
つまり、社会というのは1つのまとまり(グループ)であり、同レベルのグループ同士では協力したり競い合ったりすることもあるけれど、1つ枠をズラせば協力するようになるということです。
世の中は全て「社会」で成り立っていて、
この「社会」は現実では1つですが、
実際には個人において認識が異なります。
×実際の社会
○個人の取得した情報によって個人の脳内に形成された社会
これは実際に接する人々や得られる情報が異なる為、どうしても「違い」が生まれるのです。
たとえば「常識」や「普通」の感覚は人によって異なりますよね?
それは最初の社会である家族の在り方がその人の「常識」を形作り、
その人がこれまでに接してきた人々や重要視する人々で構成された社会における共通の認識が「普通」になるからです。
家族で言えば、食べ終わったら食器は自分で片づける、掃除は交代制で行う、門限は20時までなど、
日本で言えば、赤信号は止まれ、人の物は盗んではいけない、算数は義務教育にするなどです。
そして、人は「認識する社会において重要なものが自分にとって重要」であると考える性質があります。
一般的に言われている「価値観」はここから形成されています。
たとえば、社会においてお金持ちは有利だと考える人はお金持ちであることを重要視し、
社会において体力が重要だと考える人は体力作りをし、
社会においてとある男性が重要人物であると考えるとその男性に対して好意を抱きます。
このように、認識する社会によって価値観(好み)が決まります。
これをより深く理解できるように恋愛的な視点で説明すると、
たとえば清楚な女性とギャルとでは、明らかに価値観が異なりますよね。
これは、清楚な女性は自分が身を置く社会において清楚であることが重要だと認識しているからであり、
ギャルは自分が身を置く社会においてギャルであることが重要だと認識しているからです。
言い換えれば、清楚な女性は清楚であることが重要な社会に身を置いていると言い換えることもでき、
たとえばその清楚な女性にギャルの親友ができた、ギャルメーカーの仕事に就いた、好きになった男性がギャル好きだったなどして、清楚な女性が身を置く社会でギャルが重要になれば(重要であると認識すれば)、自分のスタイルをギャルに寄せていくようになります。
そしてこれはその女性の男性に対する好みにおいても言えて、
その女性の社会において重要なポジションや有効なスタイルの男性であれば好かれやすくなり、
厭われるポジションやダメなスタイルであれば嫌われやすくなります。
補足として、一般的に言う「女性に異性として好かれる為には価値観が同じことを示すことが有効」は誤りであり、異性として好かれる要因にはなりません。(友達として好かれる要因にはなる)
大事なのは、相手の価値観において重要な存在になる、もしくは重要な存在と自分を結び付けることです。
この「社会」の仕組みを正しく理解し、その女性に合うように応用すれば、クラスメイト、コンビニ店員、アパレルショップの店員、CA、キャバ嬢、果ては芸能人に至るまで、どんな女性にでも好かれることが可能になります。