恋愛におけるデート
※本講座では「女性と1日一緒に色々なところに出かける」ような長時間の場合も、「ちょっと会ってカフェだけ行く」ような短時間の場合も含めて女性と会うこと全般をデートと言います。
デートの重要性
デートの内容(こちらの立ち回りやデートでの行き先など会っている間のあらゆる要素を含めて)は恋愛において成功の可否を分ける非常に重要なイベントです。
たとえば、あなたが気になってる女性と夕方からデートすることになったとします。
ワンピースが似合う、清楚お嬢様系のアイドルのようなルックスの女性です。
あなたはとても楽しみだったので、一番お気に入りのピカピカの靴で行くことにしました。
待ち合わせ場所に5分前に着いたあなたは少し待つことに。
待ち合わせ時間になっても彼女は現れず、連絡もありません。
約15分ほど遅れて彼女が来ました。
「おまたせ。ごめんね~早めに家出たんだけど道が混んでて。今日は行きたいところがあるからそこに行きましょ」
ワンピースで来ると思っていたあなたは彼女の服装を見て少しがっかり。
気を取り直して彼女が行きたいと言う山の上にある神社に行くことに。
そこはパワースポットで女性に人気だとネットに書いてあったそう。
前日の雨で少しぬかるんだ山道を歩くこと1時間。
ただでさえ疲れるのに、あなたのお気に入りの靴はすでにドロドロで気分は最悪。
それでも何とか頑張ってようやく神社に着きました。
そしたら今日は結婚式の為の貸し切りで入れないとのこと。
受付の人が言うには、ホームページには告知してあったそうですが…。
「え~。そんなの知らないし。山降りてご飯でも行こっか」
また1時間ほど歩いて山を下りました。
「お店探すからちょっと待ってね」
「う~ん。ここは微妙だし、ここはお肉ないし…」
待つこと15分。
「このお店良さそうじゃない?」
見ればあまり評価がよくないのにやたら高級な焼肉店。
どうせ焼肉に行くならもう少しリーズナブルで美味しそうなお店がよかったけど、そんなことも言えないのでそのお店に行くことに。
案の定、あまり美味しくなかったのに勘定はドエラいことに。
「まぁ会計で割り勘するならいいか…」と思ってレジに行くと相手は財布を出さずにこちらが払って当たり前の態度。
出してほしいとも言いづらいのでそろそろ帰りたいなと思っていたら、
「少し疲れちゃったしカラオケ行こうよ」
と提案されたので、密室で2人きりだしこれは何かあるかも!と思ってカラオケに行くことになりました。
しかし、着いたとたんに彼女はカラオケで寝ようとしていました。
「え?寝るの?」と聞くと、
「最近疲れてて全然寝てないから少しだけ寝させて」と言います。
「それじゃあ帰ろう」と言うと、
「はぁー?もういい」
と言って怒って帰ってしまいました。
あなたはこの女性と付き合いたいと思うでしょうか?
それとももう会いたくないと思うでしょうか?
冷静に考えてこんな女性と結婚しても残りの人生で苦労するだけなので、多くの人が付き合いたくないと感じるでしょう。
残念ながら、好かれない男性の多くが逆の立場でこんなデートをしています。
服装は相手の期待を裏切り、自分にミスがあっても言い訳し、相手の服装を考えずに行き先を提案し、相手が行きたくもない場所に連れて行くわりには割り勘にしようとし、果ては自分の欲を満たそうとし、欲が満たせなかったら不機嫌になる。
これでは好かれるはずがありませんよね。
デートは言わば「お互いを知る時間」です。
自分の魅力を上手にアピールすることができれば、女性に好かれることができますが、
マイナスを示唆してしまえば嫌われて二度と会えなくなってしまいます。
たとえばクラスメイトとか職場の同僚のように相手と社会的な接点がある場合は、
嫌われたとしても即座に会えなくなるわけではないのでチャンスは幾分かは残りますが、
マッチングアプリ、相席、ナンパ、恋活パーティーで出会った女性のように社会的な接点のない相手とお互いに恋愛意識を持って会う場合は、
初回で「ナシ」と思われてしまえば2度と連絡がつかなくなる為、初回のデートは非常に重要です。
もしあなたが女性と会っても2度目に繋がらないのであればそれはデートの仕方が悪いからなので、デートの仕方を改善しましょう。
デートはお互いを知る時間 デートが下手なら好かれることができない ⇒ デートの練習をすることが大切 |
女性の意識について
ここでは仕事や特定の用事以外で女性と会うこと全般をデートと呼びますが、
実際には相手の意識として「あなたを異性として意識していて、審査している場合」と「あなたを仲間と思って会っている場合」があります。
異性として意識していて、審査している場合 相手があきらかにこちらを異性として意識している場合。 わかりやすい例で言えば、恋活アプリ、出会い系サイト、合コン、恋活パーティー、お見合いパーティーなどのように相手との恋愛を前提として出会い、2度目以降に会った場合など。 |
仲間として会っている場合 相手がこちらを社会的に付き合う必要があると考えている場合。 わかりやすい例で言えばクラスメイト、同僚、サークル仲間、取引相手、お客さんなどがそれにあたる。 この場合は男としての価値を審査しようとしているわけではなく、社会的に付き合いが必要だと判断して会っている。 (ただし、どのような形で接する場合でも本能的には必ず男としての価値の審査を行っている。そしてもし男としての価値がないと判断したとしても、社会的接点がある場合は社会的な付き合いを継続する。その場合、普通に接点を持つだけでは恋愛に発展させることはできないが、価値を示唆することで途中から男として好かれることは可能。ただし、固定されたイメージを打破する為にもよほど高い価値を提示するか、複数の価値を示唆していくか、リセット(数日~数ヶ月会わない)する必要がある) |
この意識の違いによって有効な戦略は変わってくるのですが、
恋愛の初心者が戦略を細かく学んでもすぐに実践することは難しいため、
本講座では細かい戦略は抜きにして、デートにおいて最も重要な「目的」が理解できるように、なるべくシンプルに解説していきます。
ただ、中級者くらいになってくるとこの意識の違いにおける戦略が重要になってくるため、
デートに慣れてきたらこの違いを意識してみてください。
補足説明:デートの呼び方について 女性との会話で「デート」という言葉を使うと、相手との恋愛を意識していることを示し価値の低さを示唆してしまうことに繋がる為、デートという言葉はなるべく使わない方が賢明です。
基本的なスタンス : 「ご飯行こう」「ドライブしよう」「一緒にいると楽しいね」 使わない方が良い言い回し : 「会いたい」「デートしない?」「まさにデートって感じだね」
※なお、恋愛を意識させる場合はデートという言葉を使うわけではなく、恋愛を意識する状況や想像する言葉を使っていく。たとえば2人きりでディズニーランドに誘えば相手は勝手に恋愛を意識する。デートという言葉は使わない方が良いし使う必要もない。 |
デートの目的
デートは何の為にするのでしょうか?
冒頭でも言ったようにデートは「お互いを知る時間」であり、
つまりはこちらの魅力を伝えて相手にこちらを好きになってもらうためです。
その為にも、男としての価値を示唆することが大切になります。
(詳しくは「恋愛の仕組み」を参照)
そして、男としての価値を示唆する為には「自分の価値を高め」「それを十分に伝える」というプロセスが重要です。
①男としての価値を高める ⇒ ②男としての価値を伝える方法を身に付ける |
よくあるダメなパターンで、
×価値があるのに価値が無いと思っている ⇒ 自信が極端に低い男性
×価値があるのに伝えられていないパターン ⇒ たとえばイケメンなのに恋愛下手な人
のような男性がいますが、
そういった男性は「②男としての価値を伝える方法を身に付ける」ことが必要です。
なお、
×価値が無いのに価値があると思っている ⇒ 自信が極端に高い男性
×価値が無いのに価値があるフリをしているパターン ⇒ 嘘つき、詐欺師
などの男性は、恋愛は一時的には上手くいくものの、結局は長続きしません。
なぜなら、長い付き合いの中ではその男性の本質(男としての価値)が見えてくるので、
等身大以上に見せようとしていたことがバレてしまうと、付き合っていくことができないと思われて嫌われてしまうからです。
長期にわたって愛され続ける為には、「①男としての価値を高める」ことが大切です。
(つまり、①と②は両方とも大切ということ)
話を戻し、恋愛において最も重要なことは「自分の価値を相手に伝えること」であり、
デートでも自分の価値を伝えることが目的となります。
価値の種類や伝え方を解説するにはスペースが足りないので、ここでは誰もが実践できて非常に効果の高い概念を紹介します。
それは
「女性を楽しませる」
ということです。
これは概念はシンプルですがめちゃくちゃ重要で、
デートで女性を楽しませることができれば「また会いたい」と思ってもらうことができるので、恋愛に発展する可能性を大幅に高めることができます。
デートの秘訣と言えるくらいに重要なことなので、デートの際は必ず意識するようにしてください。
デートの秘訣 「女性を楽しませる」 |
「会いたい」という気持ちは「好き」とほとんど同じです。
つまり、相手に「また会いたい」と思ってもらえれば、恋愛は成功も同然と言えます。
デートの内容
では、どうすれば女性を楽しませられるのでしょうか?
女性を楽しませる最も良い方法は「コミュニケーション」です。
たとえば、面白いたとえをしたり、物や状況にツッコミを入れたり、モノマネしたり、アテレコしたり、ロープレしたり、顔芸をしたり、ハイタッチしたりしてコミュニケーションによって楽しませていきます。
そうすることでこちらが楽しい人だと思われれば一緒に居たいと思われるようになりますし、価値の示唆や関係性の構築も行うことができるので恋愛が成功しやすくなります。
しかしながら、恋愛が苦手な男性はコミュニケーションが苦手なことが多いので、コミュニケーションで楽しませるのはハードルが高いと思います。
ではどうすればいいのか?
答えは「イベントを利用する」ということです。
ここで言うイベントとはデート先で行う内容のことです。
たとえばカフェならスイーツやお茶を楽しんだり、居酒屋なら食事やお酒を飲んだり、カラオケなら歌ったり歌うのを楽しそうに聴いたり、ペットショップなら小動物を見たり触れ合ったり、ゲームセンターなら体感ゲームをしたりクレーンゲームで景品をとったり、海なら泳いだりビーチバレーをしたり、バーベキューならご飯を食べたりトークゲームをしたり、水族館なら魚やイルカショーを見たりという感じです。
相手が楽しいと感じる「イベント」を最大限に利用することで、こちらのデートを楽しかったと思ってもらうことができ、結果的に次のデートに繋がりやすくなります。
デートの内容 : 相手が楽しいと感じるイベントを軸に構築する |
この際、「楽しい!」の密度が重要なので、退屈な時間は短くすることが大切です。
たとえばよくある失敗が、カフェに行ったけれど次に繋がらなかった…というケースです。
こういう失敗をするのは、大抵コミュニケーションがあまり上手くないにも関わらず、長々と滞在して退屈な時間を作ってしまっているからです。
たとえば2時間滞在したとして、スイーツやお茶での楽しい時間が20~30分としたら、残りの1時間30分がつまらないトークタイムなので、全体的につまらなかったと思わせてしまうのです。
それなら楽しい食事の時間を引き延ばす為に居酒屋に連れて行くとか、会話しなくても大丈夫なように映画館に連れて行くなどの方が効果的です。
(行き先の重要性や具体的な行き先については「スポットについて」で解説しています)