恋愛と会話
今回は恋愛における会話の重要性と方法について解説したいと思います。
よろしくお願いします!
恋愛における会話の重要性
「コミュニケーションについて」で「恋愛において言葉はそれほど重要ではありません。」と言ったように、
会話が上手じゃなくてもモテることはできますし、会話が上手ければモテるというわけでもありません。
しかしながら、だからと言って会話が全くの不要かと言われれば、そういうわけではありません。
ある程度の会話ができなければ場の空気が悪くなってしまい、相手と仲良くなることが難しくなってしまうからです。
たとえば、あなたが相席ラウンジに行ったとします。
相席した女性に「仕事は何をしているの?」と聞いたら「アパレルだよ」と言われたとします。
「どんなことをするの?」と聞いたら「服を畳んだり並べたりしてるよ」と言われたとしましょう。
その後、あなたは何と言いますか?
ちょっと想像してみてください。
①「仕事は何をしているの?」 ②「アパレルだよ」 ③「どんなことをするの?」 ④「服を畳んだり並べたりしてるよ」 ⑤「(あなたの発言)」 |
あなたは何と答えるでしょうか?
⑤あなた「 」
「そうなんだね」
「どんな服を売っているの?」
「どんな風に畳むの?」
「どんな風に並べるの?」
会話が苦手な男性であればこのように答えたかもしれません。
ですが、これらの回答がよくないことはあなた自身も気付いていますよね。
なぜなら、相手にとっては楽しくない業務的な回答になってしまうからです。
そのようになってしまうのは、その前の男性側の質問(①仕事は何をしているの?)が悪いということもありますが、
女性の回答(②アパレルだよ)がシンプルすぎるせいで、こちらがどう返していいかわからないということもありますよね。
もし、男性が
「①仕事は何をしているの?」
と聞いた時に女性が
「②新宿のマルイの2階にあるスナイデルって服屋さんで働いてるよ。あっ、そういえば昨日すごいお客さんが来て…」
のようにしっかりと答えてくれたら返事もしやすいですよね?
つまり、ここでの「①あなたの質問」が悪いというよりは「②女性の回答の内容」が悪いのです。
「②回答の内容」が悪い
これは逆の立場でも同じことが言えて、
会話が苦手な男性は女性に質問された時に相手が返事をしにくいような回答をしてしまっています。
「仕事は何をしているの?」 「会社員だよ」 「どんなことをしているの?」 「デスクワークだよ」 「・・・・。」 |
だから相手がどう答えていいかわからなくなってどんどんと口数が少なくなり、場の空気が悪くなって相手と仲良くなることが難しくなってしまうのです。
その為、ある程度の会話ができることは非常に大切になります。
最低限の会話力
それでは、どの程度の会話ができるようになればいいのでしょうか?
会話には「①理解」「②肯定」「③共感」「④質問」「⑤体験」「⑥ネタ」「⑦展開」「⑧予想」「⑨笑わせる」「⑩いじる」などの手法があるのですが、
最低でも会話の基本となる「①理解」「②肯定」「③共感」「④質問」の4つを身に付けることが大切です。
会話の種類
①理解:相手の言葉の意味や意図を理解し、理解していることを伝える ②肯定:相手の言葉の意味や意図を理解し、肯定する ③共感:相手の言葉の意味や意図を理解し、共感を示す ④質問:場面において有効となる質問を行う ⑤体験:自分の体験談を語る ⑥ネタ:特定のお題について語る ⑦展開:話を広げる ⑧予想:予想する ⑨笑わせる:面白いことを言って相手を笑わせる ⑩いじる:相手の悪い部分や弱い部分を面白く拾う |
会話においてもっとも重要なことは「相手に好かれる」ということであり、
その為に必要なのが「相手の言葉の真意を理解して、理解していることを伝える」ということになります。
たとえば、3月になり、女性が「もうすぐ桜の季節だね!」と言ったとします。
するとあなたは何と返すでしょうか?
「そうだね」
「桜の季節だね」
「もうすぐだね」
「3月だからね」
「もうそんな季節になるんだね」
会話ができない男性は上記のような回答をしてしまいます。
なぜなら、言葉の真意がわからず、額面通りに受け取ってしまっているからです。
たとえば、あなたが子供の頃に母親に対して「お腹空いた~」と言うのは何故でしょうか?
母親に自分の食べ物を用意してほしいからですよね。
決してお腹が空いたという状態を伝えたかっただけではないですよね?
だから、「お腹が空いた~」と言って母親に「そうだね」「お腹空いたね」とだけ返されても嫌な気持ちになると思います。
あなたの言葉「お腹空いた」 ⇒ 真意「食事を用意してほしい」 ×母親の返事「お腹空いたね」 ○母親の返事「それじゃラーメンを作ろっか」 |
それと同じで、女性が「もうすぐ桜の季節だね!」と言うのは、たとえば「一緒に桜を観に行きたい」とか「お花見したい」という意味があるので、
するべき回答は「そうだね」ではなく「桜が咲いたらお花見しようか」になるのです。
女性の言葉「もうすぐ桜の季節だね!」 ⇒ 真意「一緒に桜を観に行きたい」 ×あなたの返事「そうだね」 ○あなたの返事「桜が咲いたらお花見しようか」 |
言葉の効果
相手に嫌われないためにもある程度の会話力が必要ですが、会話力を向上させるほど相手と仲良くなりやすくなることができます。
なぜなら、言葉には「イメージ(想像)を伴う」という特性があるからです。
これによって「相手の感情」を動かすことができるのです。
たとえば、学校に行ったらクラスメイトの女子から「おはよう!」と言われたり、誕生日に友達から「おめでとう!」と言われたら嬉しくなりませんか?
これは、「おはよう!」や「おめでとう!」という言葉には明るいイメージが伴うからです。
全ての言葉にはイメージが伴う為、その特性を理解し与えたいイメージを逆算して言葉にすることで、相手のイメージ(想像)をコントロールすることができます。
言葉のプロであるセラピスト、メンタリスト、催眠術師、トップセールスマンや、一部の占い師や詐欺師などもこうして相手の意識を操作しているのですが、
そのレベルで言葉を使いこなせなくても、有効なポイントを少し意識するだけで会話を劇的に改善させることは可能です。
実際に、モテる男性の多くは特別会話が上手いわけではないのですが、共通する特徴がいくつかあります。
そのうちの1つが「ポジティブな言葉しか口にしない」ということです。
モテる男性は「好き」「いいね」「やろう」「美味しい」「楽しい」「素敵だね!」など、相手が良い気持ちになる「ポジティブな言葉」をたくさん使い、
「嫌だ」「面倒臭い」「ダルい」「それはない」「不味い」「ウザい」「キモい」などの「ネガティブな言葉」はほとんど言いません。
だから一緒にいる女性は前向きな気持ちになりやすく、好きになりやすくなるのです。
そして、「ポジティブな言葉を口にし、ネガティブな言葉は口にしない」という方法は誰にでも行うことができます。
発言するその前に、今から口にする言葉がポジティブかネガティブかを考え、ポジティブならそのまま口にし、ネガティブなら言わないようにするかポジティブに変換して口にするだけです。
これなら誰にでも実践できますし、たったそれだけのことで会話を劇的に良くし、相手から好かれやすくなることが可能になるのです。
会話の練習
コミュニケーションを改善することは難しいのですが、会話を改善することは比較的簡単です。
その理由は、コミュニケーションのスタイルは無意識ですが、会話は思考(意識)しながら行うのでコントロールしやすいからです。
コミュニケーションを上達させることは非常に難しく、プロの講師がマンツーマンで指導しても改善されるまでに3ヶ月~6ヶ月ほどはかかります。
しかし、会話は2週間~2ヶ月程度で改善することが可能です。
個人で練習するにしても3ヶ月~1年もあれば改善されるでしょう。
もしあなたが本気で改善したい場合はレイルの恋愛指導に申し込んでコミュニケーションと会話の基礎をキッチリと学ぶことがオススメですが、
どうしても独力で練習したい人の為に個人で練習できる方法も紹介しておきます。
会話力を向上させる方法①誰かと会話し、会話を録音する ②録音したものを聴き返して全て紙に書き出し、相手の発言の真意を分析し、自分がその時にどう返事すれば正解だったかを考える ③そのことを踏まえてもう1度会話し、録音する |
これを毎日繰り返せば、早い人で3ヶ月、遅い人でも1年ほどで最低限度の会話力が身に付くでしょう。
頑張ってみてください。