恋愛における本当の会話術

今回は会話における恋愛テクニックを解説したいと思います。

よろしくお願いします!
恋愛上級者向けの注意事項
上級編は悪用しないと約束できる方だけご覧ください。
本来、上級編を公開する予定はありませんでした。
なぜなら、公開するメリットを感じていなかったからです。
しかし先日、生徒の一人から「SNSではビジネス目的の偽物がそれっぽいことを言って注目を集めて多くの人を騙しています。レイルが本物の恋愛指導なのにそれが世間に知られていないのが悔しいです」ととても嬉しいことを言って頂きました。
私たちにとって恋愛指導日本一であることは当然なのでそれをあえて示す必要性など感じてはいなかったのですが、悔しい想いをしている生徒たちが自分を誇れるようにするためにも、日本一であることを少しだけ開示しようと思い、今回上級編の公開に踏み切りました。
上級編で公開する内容は初級や中級とは根本的に異なり、使い方次第では相手をコントロールできてしまう恐ろしい手法です。
ですから、絶対に悪用しないと誓える方だけご覧ください。
恋愛における会話の役割
恋愛を突き詰めると、会話に対する考え方が根本的に異なってきます。
会話とは自分が話したいことを話すために行うのではなく
・こちらの(良い)情報を与える
・相手の情報を引き出す
・相手の感情を引き出す
・関係性を作る
・布石を作る
・相手の意識を誘導する
などの為に行います。
・こちらの(良い)情報を与える
恋愛の仕組みについては「恋愛の仕組み」で触れていますが、
要点だけ言えば「人は相手に対して好きになる要素があるから好きになる」ということであり、その為にもこちらの良さをあらゆる角度から伝えていくことが有効になるのですが、会話においても同様のことが言えます。
つまり、こちらが異性として魅力があることを会話によって示唆していくのです。
ここで重要になるのが「魅力の伝え方」です。
魅力があることを会話によって示唆していくと言っても、ただ単に自分の良さを言葉で羅列すればいいというわけではありません。
「会社を3つ経営してるよ」
「趣味はゴルフでスコアはだいたい85くらいかな」
「正月は毎年ハワイで過ごすよ」
こんな風に自慢をしても相手に嫌われるだけで好かれることはできません。
好かれる為には「魅力を言語化する」のではなく「会話の中で魅力を感じ取れるようにする」ことが大切になります。
たとえば、あなたが趣味のテニスをしている時に転んで腕の骨を折ってしまったとします。
後日、初めて会った女性に「腕どうしたんですか?」と聞かれたとします。
多くの男性は「テニスしてる時に転んで折れちゃったんだ。あはは…」と言ったりしますが、これだと女性の無意識に「運動神経が低い」「体が弱い」というイメージが刷り込まれてしまい、恋愛対象から外されてしまいます。
それでは恋愛のプロならどうするのか?
その女性が恋愛対象外の場合はあえて「テニスしてる時に転んで折れちゃったんだ。とほほ…」と言ってこちらが恋愛対象にならないようにするのですが、
恋愛対象になる場合は、
俺は趣味がジムとテニスなんだけど、いつもジムとテニスは別の日にしててその日はジムの予定だったからいつも通りジムに行ったんだ。 いつものジムだからほとんどの人が見知りなんだけど、その日は一人だけ知らないめちゃくちゃがたいの良い男性がいたんだ。 どこか別のジムから移ってきたみたいなんだけど、どうもマシンの予約をどこでしたらいいかわからずに困っているみたいだったんだよね。 だから「こんにちは。マシンならあっちで予約できますよ」って教えてあげたんだ。 そしたらめっちゃ丁寧でいい人でさ。 そこから仲良くなって一緒にトレーニングしてたら、その人も俺と同じでテニスが趣味だってことがわかったんだ。 それで「この後テニス一緒にしませんか」って誘ってくれて。 せっかくのお誘いだしと思ってジム終わったあとにテニスをすることになったのね。 で、向こうはテニスする為にジムは軽く流すって感じだったんだけど、俺はいつも通りの感覚でめちゃくちゃハードなトレーニングしたんだ。 その人俺よりもマッチョだったんだけど、俺のベンチプレスの重量見て目を丸くしてた笑。 けど終わった時にはもうヘロヘロ。 腕も脚も生まれたての小鹿みたいにプルプル震えてて笑。 でもテニスには少し自信あったしまぁ大丈夫だろうと思ってた。 で、ジム終わってからふたりで近くのテニスコートに移動して準備して。 んでいざテニスすると向こうもめちゃくちゃ上手いのよ。 初手からツイストサーブ打ってきてさ。 あ、ツイストサーブってのは、普通はこう離れていくスピンをかけるんだけど、ツイストはこっちにこう飛んでくるスピンのことね。 それで俺は持ち前の反射神経でさっと避けながらクロスのラインギリギリに上げて。 絶対とれないだろうなと思ってたら向こうもそれ読んでてすでに先回りしてて、しかも身体の後ろに手をまわして返してきたのね。 もうプロじゃん笑。 でも期待してくれているみたいだし手を抜くわけにはいかないと思って、すでに筋トレで疲れてたんだけど気合入れてダッシュして。 ボールに間に合ったのはよかったんだけど勢い余って転がっちゃって、ネットの支柱にこんな感じでぶつかったんだ。 その時に折れたって感じかな。 |
こういう風に言うことで相手の無意識に
・ジムとテニスが趣味 ⇒ 活動的
・困っている男性に声をかける ⇒ 優しい
・初対面の男性と仲良くなる ⇒ 社交的
・ジム終わった後にテニス ⇒ 行動的
・ベンチの重量を見て目を丸くしてた ⇒ 肉体的に強い
・子犬みたいにプルプル ⇒ ユーモア(気取らない)
・テニスに少し自信がある ⇒ 能力が高い
・テニスの専門用語 ⇒ 信憑性と能力の高さ
・テニスを初心者目線で解説 ⇒ 気遣いができる
・期待してくれてるから手を抜くわけにはいかない ⇒ 期待に応える
などの価値を感じさせることができ、異性としての魅力を感じさせることができます。
(補足として、言語情報に加えて話し方による非言語情報によっても魅力を伝えます)
なお、ここで重要なことは「嘘をつかない(自分を等身大以上に良く見せようとしない)=本当のことをいかに上手に伝えるか」ということです。
嘘をつけばバレた時に一気に信用を失いますし、そもそも嘘で相手を惚れさせようとするのはただの詐欺師です。
自分の魅力をいかに上手く伝えるかを考えて会話することが大切です。
補足説明
前述では自身の経験から魅力を示唆する方法を紹介しましたが、この方法は経験を語ることに限りません。
会話においてあらゆる角度から魅力を示唆していきます。
たとえば、注文した料理が遅くて女性が「まだこないね…」と少し不機嫌になっていた場合、
「もしかしたらマキにとんでもなく美味しい料理を提供してあげたいって思って、今頃フランスの市場まで食材を買いに行ってるのかもしれないね。ちょっと店員さんに国内の市場で十分ですから徒歩じゃなくバイクで行ってもらえると助かりますって言ってみるよ笑」
と、落ち着いた口調でユーモアを含めながらいさめることで余裕があることや優しいことなどを示唆することができます。
・相手の情報を引き出す
会話の中で相手の情報を引き出すことで関係性を作りつつ、引き出した情報を会話や行動に活用していきます。
他人と友達の一番の違いは「お互いのことをよく知っている」ということであり、会話によってお互いの情報を交換することで関係性の構築を促進することができます。
また、会話で相手の好き嫌いの情報を引き出し、それを利用して相手を良い気持ちにさせたり、相手が嫌な気持ちにならないようにしたり、相手が嫌な気持ちになった時にすかさずフォローしたりします。
たとえば、会話の中で相手の嫌いな食べ物を聞いておいて食事に出てきた時にヒョイっととって「これ苦手でしょ?」と言って食べてあげる、さりげなく誕生日を聞いて誕生日の前日にプチプレゼントを渡しながら「明日誕生日だったよね?ちょっと早いけどおめでと」と言ってあげる、事前に兄弟がいるかどうか聞いておいて別のシーンで相手が「少年漫画が好き」って言った時に「お兄ちゃんの影響?」と言って兄弟がいることを聞いたことを覚えていることを示唆する、などのような感じです。
・相手の感情を引き出す
人は同時期に受けた情報と感情を結び付けて記憶するので、こちらが良い感情を引き出すことでこちらと良い感情が結びついてこちらに好感を抱きやすくなります。
わかりやすい例としては「嬉しかったことを聞く」などがそれに当てはまります。
恋愛テクニックを教えているサイトやSNSで「一番嬉しかったことって何?」という質問をすると良いと聞いたことがありませんか?
これはこの仕組みを利用しようとしたテクニックになるのですが、恋愛の素人が考えた実際には使えないテクニックになるので気を付けて下さい!
(つまり、この質問が使えると記載しているサイトやSNSのアカウントは恋愛のプロのフリをした素人です)
この「人は同時期に受けた情報と感情を結び付けて記憶する」という仕組みは脳科学や生物学においては有名なため、恋愛素人が「こういう質問なら応用になるんじゃないかな?」と考えて作った質問が「一番嬉しかったことって何?」です。
しかし、現実ではこんな単純な使い方では効果を発揮しないのでこの質問をする意味はあまりありません。
この質問が間違っていることは、逆にこの質問をされたと考えればすぐにわかります。
たとえば、あなたが誰かに「一番嬉しかったことって何?」と聞かれてすぐに思い浮かぶでしょうか?
ほとんどの人が思いつかないと思います。
また、思いついたとしてもそれによって良い気持ちにはあまりならないと思います。
なぜなら質問が抽象的すぎるために具体的な想像をすることができず、それゆえに感情が湧かないからです。
感情を引き出すためにはその体験をリアルに思い出させる必要があります。
この際、条件が揃えば簡単な質問でも思い出させることは可能になるのですが、条件を揃えることが簡単ではないため、普通は言葉によって誘導します。
わかりやすく言えば「具体的に質問をする(掘り下げる)」ということです。
×「今までで一番嬉しかったことは?」
○「先月北海道に旅行に行ったって言ってたけど、話聞かせてよ。初日は空港ついてからどこに向かったん?」→「そんな豪華な海鮮丼食べたんや?どんな味やったん?※」
※「どんな味やったん?」は味を説明させる為の質問ではなく味(美味しかったという感情)を思い出させるための質問になるので、相手の回答は何でも良いし、味の回答は掘り下げなくてよい。これが本当の会話術になる
さらに上級テクとして、悪い感情を引き出しそれを上手くフォローしてあげることで、こちらと「悪い感情から救ってくれる」という情報が結びついてこちらを必要としやすくなります。
(非常に強力なテクになるので絶対に悪用しないでください)
この際の注意点として、こちらが相手を嫌な気持ちにするのではなく、第三者によって嫌な気持ちになることが重要です。
もしこちらが相手を嫌な気持ちにすれば、ただ嫌な奴だと思われてしまいます。
たとえば、相手の悪口を言ったり、相手が嫌がっているのに無理やり怖い話をしたりしても嫌われるだけです。
×「いや、日本語の使い方おかしいだろ!でもそこがミナの可愛いところだけどね」
×「怖い話するよ。(怖い話で怖がらせる)。うそうそ、アイス食べよっか!」
○「不機嫌そうだけど何か嫌なことあった?」→「それは上司がひどいね。俺が上司のズボンをこうやってずり下げて、おしりを突き出させてペンペンして、ミナの給料2倍にしなさいっ!って言ってあげるよ!笑」
・関係性を作る
色々な経験を共にするほど信頼や仲間意識が芽生えやすくなるのですが、それを会話で疑似的に行うことで短期間で信頼関係を築くことができます。
たとえば、自分の子供の頃をイメージしやすいように具体的に話すことで相手はこちらの子供の頃を脳内で体験して「子供の頃を知っている=長く深い付き合い」と感じるようになります。
このテクニックを使うことで短時間で非常に深い間柄になることが可能になります。
なお、繰り返しますが「具体性」がカギになります。
・布石を打つ
会話は仲良くなるためだけでなくその後の展開を有利に進めるためにも使います。
そのうちの1つが「布石」という使い方です。
たとえば、関係性の浅い段階で「本当に好きになった相手にしか可愛いって言わない」と言っておき、関係性がある程度深まってから「○○って可愛いよね」と言うような感じです。
・相手の意識を誘導する
さらに上級になると、相手の意識を誘導する為にも使っていきます。
このテクニックは全部で45の技法があるのですが、どれも強力すぎて危険なためここでは解説しません。
代わりに代表的な技法の例文を1つだけ紹介しておくので、どこにポイントがあるのか考えてみて下さい。
「桜が綺麗だね。一緒にお花見に行くと楽しいかもしれないね」