脳の仕組み②感情

 

 

感情

 

「脳の仕組み①情報」で少しだけ触れましたが、感情は動物に備わっている生存の為の機能であり、これまでの動物の歴史において生存に有効だったものは快感に感じ、危険なものは不快に感じるようにできています。

 

生存において有効な情報 ⇒ 快感

死の危険性がある情報 ⇒ 不快感

 

たとえば、喉が渇いた時に水を飲めば快感に感じますし、水分が十分な時に水を飲むと気持ち悪いと感じます。

 

体内の水分が足りていない ⇒ 水を美味しいと感じる

体内の水分が十分でそれ以上とると運動能力に影響を及ぼす ⇒ 無理に水を飲んでも気持ち悪くなる

 

そして、快感に感じるものを「有効=好き」と感じ、不快に感じるものを「危険=嫌い」と感じます。

 

たとえば、とある料理を食べて美味しかったら好きになり、不味かったら嫌いになります。

 

快感に感じる ⇒ 好き

不快に感じる ⇒ 嫌い

 

同じように、基本的には人に対して快感を感じた場合はその人に対して好感を抱き、不快を感じた場合は嫌悪感を抱くようになります。

 

見た目が綺麗 ⇒ 快感 ⇒ 好感

見た目が醜い ⇒ 不快 ⇒ 嫌悪感

優しい ⇒ 快感 ⇒ 好感

冷たい ⇒ 不快 ⇒ 嫌悪感

フレンドリー ⇒ 快感 ⇒ 好感

壁を作っている ⇒ 不快 ⇒ 嫌悪感

 

その為、相手に対してあらゆる観点から快感を与えていくことが有効になります。

 

ただし、「脳の仕組み①情報」の「感情に快感を与える情報」で説明したように、快感にする「やり方」が重要です。

やり方が悪ければ媚びていると思わせてしまったり、下心から行動していると思わせてしまうからです。

 

ではどうやって相手を快感にすればいいのでしょうか?

 

感情の関連付け

 

結論から言えば、上記に記したように、文字通り

「あらゆる観点から快感を与えていくこと」

が有効になります。

 

相手が「この人は私を快感にしようとしている(たとえば、意図的に優しくしてくる)」と感じると「何か理由(意図)がある」と考え、それが「私に好かれる為」と感じ取られてしまうと、下心を伝えることになってしまいます。(恋愛の仕組み的に言えば安い男)

つまり、わざとらしく優しくしたり喜ばせようとしたりすると逆に嫌われてしまう、ということです。

 

ではどうすればいいのかと言うと、「脳の仕組み」を利用するのです。

具体的には、脳には「同時期に受けた情報や感情を関連付けて記憶する」という性質があるので、

相手がこちらと一緒にいる時に何らかの要素で快感になれば、その快感とこちらの存在が関連付けられるようになり、

これを色々な状況や環境などによって多角的に行い、色々な快感を与えてその快感とこちらを関連付けていくことで、

いつしか「理由はわからないけれど、この人と居ると何故か快感になる」という状態にすることができるのです。

 

この方法の表面的な部分は一般的には「ランチョンテクニック=相手と一緒に食事をすることで、相手を良い気持ちにして、こちらの要求を通りやすくさせる」という形で知られてはいますが、

本当の理由を知って応用することができれば、その効果はランチョンテクニックの比ではありません。

 

ランチョンテクニックは「良い感情にすることによって要求を通りやすくする」ですが、

この方法は「良い感情とこちらを結び付けることで、誰が相手でも好かれることができる」です。

 

それほどまでに万能で効果が高い方法になるので、必ず覚えて実践してみてください。

 

 

感情の状態による効果:プラス効果とマイナス効果

 

関連付けの仕組みを説明するよりも、実際にどうなるのかを知った方が理解しやすいと思いますので、ここでは効果について説明します。

なお、関連付けの仕組みを詳しく知りたい場合はレイルの講師に直接聞いてください。

 

プラス効果(プラスフィルター)について

 

プラスの感情を抱いている時に得た情報はプラスに解釈しやすく、また、プラスの感情と関連付ける為、プラスに感じやすくなります。
(プラス感情との同時期関連)

わかりやすく言えば、良いことがあって気分が良くなるとプラスのフィルターがかかり、プラスフィルターを通して世界を見ている状態となる為、プラスに見えやすくなる感じです。

 

たとえば、気分が悪い時に食べるご飯よりも気分が良い時に食べるご飯の方が美味しく感じますよね。

また、良い気持ちの時であれば他人のミスを許してあげようと思えますし、楽しい人と一緒なら何をしても楽しく感じると思います。

このように、プラス感情の時は物事がプラス感情と関連付けられるのでその物事をプラスに感じるのです。

 

関連付けは物事だけでなく人間に対しても行われるので、

相手がプラス感情の時にこちらの存在を認識させれば、こちらのことをプラスに解釈しやすくなったり、プラスだと認識するようになります。

その為、女性と一緒に居る時は場所やお店、状況やアイテムなどあらゆる手段を用いて相手の心をプラスの状態に保つようにすることが有効です。

 

マイナス効果(マイナスフィルター)について

マイナス感情の場合、物事はプラスの時と同様にマイナスの評価をしやすくなりますが、(マイナス感情との同時期関連)

人間に対しては通常の評価が強化されます。(マイナス状態による保身効果)

 

物事に対する評価

マイナスの感情を抱いている時に得た情報はマイナスに解釈しやすく、また、マイナスの感情と関連付ける為、マイナスに感じやすくなります。

たとえば、悲しい気持ちの時に食べるご飯は美味しくないですし、悲しい気持ちの時に遊園地に行っても楽しいとは感じないですよね。

また、イライラしている時にお笑い番組を見ても全然笑えないと思います。

これは物事がマイナス感情と関連付けられるため、悪い評価をしやすくなってしまうからです。

 

人間に対する評価

物事に対してはマイナス評価をしやすくなってしまうのですが、自分に影響を与えてくる人に対しては極端な評価をしやすくなります。

これは、マイナス感情の時は心もしくは身体が弱って(マイナス感情となって)いる為に、

敵の存在がより危険に、味方の存在がより重要となるので、

嫌だと感じることをしてくる人に対しては通常以上に警戒し(不快に感じ)、

良いと感じることをしてくれる人に対しては通常以上に嬉しく感じるからです。

 

つまり、マイナス感情の場合、人に対してプラス評価をする際は過度にプラス評価をし、マイナス評価をする際は過度にマイナス評価をするということです。

なお、自分に対して「敵(危険)」か「味方(助けてくれる)」かが重要となる為、

つまりは自分に対しての言動が重要であり、自分に関係のないことは物事に対する評価と同じ評価になります。

 

自分に対する言動:過度に評価する

誰かが自分に対して嫌なことをしてくる場合 ⇒ 通常以上に悪い評価を下す(嫌いになりやすい)
一例:嫌な気持ちの時に優しくされるとめちゃくちゃ嬉しくなる

誰かが自分に対して良いことをしてくれる場合 ⇒ 通常以上に良い評価を下す(好きになりやすい)
一例:嫌な気持ちの時にいじわるされると本気でイラッとする

 

自分に関係ない言動:マイナスに評価しやすくなる

誰かが何かをしている場合 ⇒ マイナス評価をしやすくなる
一例:嫌な気持ちの時に誰かが楽しそうに会話しているのを聞くとイライラする

 

 

恐怖効果について

マイナス効果の中で最も効果を発揮するものは本能的に死を連想する=恐怖を感じるものであり、

これによって発動する効果を恐怖効果と言います。

(暗闇効果で言えば、多少薄暗いとマイナス効果、真っ暗に近ければ恐怖効果と言える)

 

たとえば、吊り橋を一緒に渡る際に相手が恐怖を感じている場合、

こちらが吊り橋を揺らして相手を怖がらせようとした場合は、

嫌なこと(死)を与えてくる人 ⇒ 嫌い

となり、

 

手を繋いであげてしっかりとした足取りで歩いて先導してあげたり、守るようなそぶりを見せてあげることで、

自分を守ってくれる人 ⇒ 好き

となります。

 

なお、こちらが意図的に相手にマイナスを与えようとしていることが伝わった場合は嫌われますが、

同じくこちらが原因であると思われた場合(原因と関連付けされた場合)にも嫌われてしまいます。

 

たとえば、吊り橋を故意に揺らすと嫌われますが、

こちらが先にスタスタと歩いてそのせいで吊り橋が大きく揺れて恐怖を感じた場合もこちらを嫌いになります。

 

また、当日にこちらの靴ひもが切れて縁起が悪いと思われている状態で吊り橋を渡った際にたまたま縄が一本切れたなどして恐怖を感じた場合、

こちらの運が悪いからそのせいで縄が切れて恐怖を感じたという場合などもこちらが悪いと考えられて嫌われてしまいます。
(マイナスイメージの関連付け)

 

逆に、不快を感じている時は普段以上にプラスの存在が重要となる為、

こちらがプラスを感じさせると普段以上に高い好感を与える(高く評価してもらう)ことができます。

 

たとえば、吊り橋の場合なら手をしっかり繋いで「ドキドキするね※1」「見て、景色が綺麗だよ※2」と言ったり、

相手が過剰に怖がっていたら「大丈夫だよ」と言って手をギュッと握ってあげる※3ことで大きな好感を得ることができます。

※1ドキドキ(恐怖)を再認識させつつ、それ(恐怖)に対してノンバーバルから余裕や前向きさを感じさせることで生存能力が高いと感じさせることができる
※2景色を楽しむ余裕がある=生存能力が高いと感じさせることができる
※3「大丈夫だよ」という発言や「手を強く握る」という行動で精神力の強さや守る意思を示唆することができる

 

なお、恐怖効果は死を連想する(恐怖を感じる)ものであればどんなシチュエーションでも適用される為、

実践の際は自分の使いやすいシチュエーションで行うことが大切です。

 

死を連想する場所や行為の一例
・観覧車
・ジェットコースター
・お化け屋敷
・ロープウェー
・ラフティング
・心霊スポット(肝試し)
・クラブ
・クルージング

(上から3つは遊園地にあるので、恋愛において遊園地は非常に有効)

 

 

身近なところで言うと、「自動車が近付いた時」や「地震が起きた際」なども発生します。

(つまり、地震が起きた直後に電話かラインで「大丈夫?」と確認してあげれば、強い好感を得ることができる)

 

 

余談ですが、好きな人にフラれた時も本能的に「種を残せない」と恐怖を感じるので、好きな人にフラれた直後に優しくすることは有効です。

ただし、有効なのはあくまで「プラスにしてあげること」であり、こちらからの一方的な好意や恋愛感情は下心(マイナス)になる為、たとえば相手がフラれた直後に告白すると余計に嫌われます。(これでOKしてくれるのは自暴自棄になっている女性だけ)